生徒への資料配付と QR コードの生成

生徒への資料配付

生徒へ資料を配付するときには,おおむね以下のような方法をとることになります。

  • 紙で配付する。
  • Google Classroom のようなシステムを用いて配付する。
  • 自前の web サイトで配付する。

もちろん,それぞれにメリット・デメリットがあります。私自身は,以下に述べるメリット・デメリットを勘案したうえで,現時点では次のようにしています。

  • 授業として必須の資料は紙に印刷して配付する。その場で直ちに読んでもらいたいこと,自らの気づきを書き込んでもらいたいこと,ノートと一体で保管してもらいたいことによる。
  • 本題とは異なる興味のための資料・発展的資料は自前の web サイトで配付する。話を聞いてより知りたいと思った生徒に届けばよいこと,整理が苦手な生徒にとって資料が増えすぎないこと,印刷・保管が容易であることによる。

以前はすべての資料を紙に印刷していましたが,ちょっとした発展的内容をしゃべりたいために数枚を配付することになるなど,やや非効率なところがありました。また気づきがあるかもしれませんが,しばらくの間はこの方法でやってみたいと考えています。

この方法に踏み切ったのは,GIGAスクール構想により曲がりなりにも生徒全員に端末と web 環境が(少なくとも校内で)与えられたことによる安心感があります。実態としてはほぼ全員が持っていたとしても,生徒の私物でしか対応できないことを行うにはやはり抵抗があるでしょう。

自前の web サイトに生徒を誘導するには,QR コードを生成するのがもっとも楽です。QR コードの生成については,本記事の後半に示します。

紙で配付する

メリット:

  • 作業をせずに目に入り,注意を引くことができる。
  • 書き込みが容易である。
  • ノートなどと一体で保管ができる。

デメリット:

  • 配付のために授業時間が取られる。
  • 印刷のために時間と経費がかかり,保管場所が必要となる。
  • 欠席・出席停止が続いた場合,長期にわたって資料が届かない。
  • 管理が苦手な生徒にとっては散逸しやすい。

Google Classroom のようなシステムを用いて配付する

メリット:

  • 外部に見られることなく,受講生徒に対してのみ配付ができる。
  • 資料を準備した際に通知することができる。
  • すでに生徒に案内された枠組みであり,新たな技術習得を必要としない。
  • 欠席・出席停止が続いた場合も自宅で閲覧できる。
  • 保管に場所を取らない。

デメリット:

  • サービスを提供している企業への依存が強い。
  • 設置者の設定によっては自由度が低くなる。たとえば,講座ごとではなく科目ごとに設置されている場合,自分のみの資料を気軽に置くことはできない。また,ファイル形式も制限されうる。
  • アップロード・ダウンロードにあたってアカウントへのログインが必要である。
  • ノートと一体に保管するためには自身で印刷せねばならない。
  • 著作権法上の例外措置の範囲外になると考えられる。

自前の web サイトで配付する

メリット:

  • 配付にあたっての自由度が高い。
  • 欠席・出席停止が続いた場合も自宅で閲覧できる。

デメリット:

  • 外部に見られないようにするには,.htaccess などによるアクセス制限が必要である。
  • 自前の web サイトを設置する費用や労力は持ち出しである。
  • ノートと一体に保管するためには自身で印刷せねばならない。
  • 著作権法上の例外措置の範囲外になると考えられる。

QR コードの生成

QR コードの生成は,オンラインの無料サービスを用いるのがよいでしょう。

アドレスを指定しておき,ボックスに入力すれば直ちに生成されます。手軽に編集するのであれば PNG 形式,拡大縮小を見込んで埋め込むのであれば EPS 形式がよいでしょう。


  1. 2021-10-24。QR コード作成請負などを行っている実態のある会社(株式会社インフォリオ)が運営しているようです。 ↩︎